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ツールドフランスでヘルメットが義務化されたのはいつ?昔はノーヘルで死者も [ツールドフランスのルール]

昔のツールドフランスの映像を見ると、
ヘルメットをかぶっていない選手を見かけます。
実は、ツールドフランスでヘルメットをかぶるように
義務化されたのはかなり最近のこと。

今回は、ツールドフランスのヘルメット義務化について
まとめてみました。


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2003年までツールドフランスではヘルメットが義務化されていなかった



現在のツールドフランスでは
ヘルメットを着用するように義務化されていますが、
過去にはその義務はありませんでした。

落車などの事故を考えると
ヘルメットは当然必要、と思えますが
ロードレースの歴史が始まって以来、
ヘルメットがなかったための死亡事故は意外にも
かなり少なかったためヘルメットなしの時代が続きました。


ですが、やはり安全のために
UCI(国際自転車競技連合)で
ヘルメット義務化をすすめようとしていたにもかかわらず、
プロの選手がUCIの提案に反対。

その理由は「ヘルメットをかぶると暑いから」というものだったそう。

プロ選手たちはヘルメット義務化をはねのけるために
レースの開始時間になってもスタートしない、
というストを起こすなどして猛反対を続けます。

それらの反対を受け、UCIは
「プロはかぶらなくてもいいけど、アマチュア選手はヘルメット義務化」
という規則をとりあえず作り、
プロにはヘルメット義務化はされませんでした。


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ですが、1995年のツール・ド・フランスで
ファビオ・カザルテッリ選手が落車し、
コンクリートブロックに頭をうちつけて死亡する事故が起こります。

当然、「ヘルメットがあったら死ななかったのでは」という声が上がったため、
レース中のヘルメット着用を義務化しようという動きが再び起こり、
自分からヘルメットを被る選手も出てくるようになったそう。


それでも、「ヘルメットはいらない」「必要だ」という
さまざまな意見がさまざまな立場から出され、
規則は何度も変わっていきます。

そんな中、2003年のジロ・デ・イタリアで
アンドレイ・キヴィレフ選手が落車し死亡してしまいます。

このことが大きなきっかけとなり、
2004年に、プロ、アマチュア全員にレース中のヘルメット着用が
義務化されたそうです。



いかがでしょうか?

「ヘルメットはかぶって当然」というイメージが
ありましたが、過去には
全くかぶらずにレースをしていたことも
あったようです。

それでも死者が出ないのはさすがプロ、という
感じですが・・・。



以上、「ツールドフランスでヘルメットが義務化されたのはいつ?
昔はノーヘルで死者も」
でした!


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